「防災調節池等の技術基準(案)の解説と設計実例」対応
 本システムは、「防災調節池等の技術基準(案)の解説と設計実例」に準拠した調節池の容量計算を行います。
 解析手法は、"厳密解法"または"簡便法"の2種類から選択でき、オリフィスサイズの自動計算も可能です。堆砂土量を考慮した容量計算も出来ます。
簡便法
  1. 降雨強度式を選択、流出係数、流域面積、流下能力値の入力より簡便法による計算を行います。
  2. 堆積土砂の考慮およびオリフィスサイズの自動計算も可能です。
  3. 計算書はプレビュー画面にて確認出来、ヘッダー・フッターの設定やフォントの指定も可能です。
厳密解法
  1. 調節池の容量は、調節池の形状を断面変化位置毎に標高地と断面積を入力する事により、截頭錐体法にて計算を行います。
  2. あらかじめ調節池に貯留していた水位を考慮することが可能です。(初期水位の設定が可能)
    溜め池等にも応用出来ます。
  3. 堆積土砂については「考慮する」「しない」の選択ができ、考慮する場合は、発生土を「除去する」「しない」の選択も可能です。
    また、開発中の発生土砂について「半減する」または「一定」の選択や土地造成中または土地造成完了後の堆砂土砂を考慮した計算が可能です。
    組み合わせにより複数の土砂容量の計算が行えます。
  4. 流入量の計算は、降雨強度式・流域面積・降雨時間・洪水到達時間・流出係数から計算を行います。
  5. オリフィスを最大4個まで設置でき、洪水吐(最大3個)との併用も可能です。
  6. 「許容放流量」の値を越えないように、オリフィスサイズの自動計算を行うことも可能です。但し、複数個のオリフィスを設定した場合は、最高敷高のオリフィスのみ自動計算を行います。
  7. ハイドロ波形は中央集中型または後方集中型より選択が可能です。
  8. 流出量がゼロになるまでの計算が可能です。その際に、設定した時間以降の計算間隔時間を変更することが出来ます。(設定がない場合には、計算間隔=洪水到達時間になります。)
  9. 計算結果は、画面上にて「流量・水位・放流量」や「H−A曲線」グラフを確認できる他、印刷機能では、計算書、ハイドログラフ、H−A曲線をプレビュー画面にて確認、ヘッダー・フッターの設定やフォントの指定も可能です。
降雨強度式
  1. 降雨強度式は、地区別、確率年毎に登録できます。
  2. 登録された降雨強度式は、簡便法厳密解法共に地区名と確率年を選択することで簡単に参照することができます。
動作環境
基本OS Windows98/Me/NT4.0/2000/XP
ハードウェア Pentium233MHz相当以上/メモリ64MB以上
ハードディスクの空き容量100MB以上/
画面解像度 1024×768を推奨
入出力装置 CD-ROM(提供メディア:CD-ROM)
フロッピーディスクドライブ(プロテクトキーディスク用)

 プロテクト方式には、キーディスク方式を採用しています。
 複数のパソコンにプログラムインストールが可能ですが、全ての機能が使用できるのはキーディスクを挿入しているパソコンのみとなります。

電子納品
 キーディスクを挿入せずに起動した場合はビューアー版になります。既存データ確認や、印刷が可能です。
 作成したデータとビューアー版をセットにして納品することができます
 ビューアー版をご希望の方は販売元のホームページよりビューアー版(体験版)をダウンロードして下さいビューアー版の配布は自由ですが、配布の際には販売元までご連絡下さい。
 体験版として使用する場合には体験用キーディスクが必要です、ご希望の方は販売元または当社までご連絡ください。
 Word文書への変換も行えます。
直線上に配置